包括申請が承認されました。からの、飛行許可をもらうまで険しい道のり[ドローン]

人口集中地区 及び 目視外飛行の許可を含んだ承認となります。

国土交通省が運用するドローン情報基盤システム(DIPS)を使用して、無人航空機の年間全国包括申請(飛行許可申請)を行い、空撮業務としての許可・承認を受けることができました。(日本全国での人口集中地区での飛行と目視外飛行が可能)

実は、もう5月の時点で承認を受けることができていました。
操縦技術だけでないのがドローンの難しいところ。

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幅広い知識とビジネススキルが求められるドローン飛行の許可申請

DIPSから許可・承認を受けるまでもいろいろなサイトを見たり、加入しているIDA(国際ドローン協会)の録画版のセミナーを何時間、何十時間も見て勉強したり。(IDAさんのグローバルクラブ超絶オススメです。もちろん、有料ですがめちゃくちゃ勉強になります。スクール通いたい…。)
自作の書類を作ったり。。。
それはもう大変でした((_-ω-)_

この許可申請を得るだけでも、幅広いスキルが求められます。

知らない方のために補足するとこのDIPSから許可・承認を得たからといってどこでも飛ばせる訳ではありません。
大本である国土交通省に飛行許可をもらい、さらに飛行するエリアの自治体、土地の所有者にはまた別で許可・同意をもらわないといけないのです。
(山は林野庁など、河川は河川事務所など、さらに管轄する役所、警察などなど…)

こうした許可申請手続きを経ずに飛ばしてしまう方が多い現状だからこそ、今のうちからしっかりとこうしたスキルを身に着けて業務に対応することが大事です。
2022年にはドローンの国家資格が必要となる動きもあります。
いま勉強(実践・経験)して、身につけることがとても大事です。

毎日のように視聴して重要なポイントを Google keep に書き留めたもの

朝の5時30分に起きて、ゼミやカンファレンスの録画版を視聴。
帰宅後も筋トレ、子どもとのふれあいの間に視聴。大事なポイントをGoogle keep にメモして後で見返して復習。
頑張りました。(#いや、まだ終わっていない。)

これだけ勉強してもまだ全然足りないほど勉強しなくてはいけないことがあります。ドローン大変ですよ。(ちゃんと業務として運用するには)
それだけに、誰でもできるわけでないスキルになるわけですが。
(操縦、撮影、法令の知識、コミュニケーション能力、動画の編集、そして許可申請…。もちろん、スキル以外にも動画データを扱うハイスペックなPCのやモニター、HDなどのハード面も必要になってくるのです…)
大変だけどやりがいしかないですw(#強がり)

8ページの自作資料(今回は最終的に10ページ)

土地の所有者(飛行空域の自治体)などに提出する自作の資料一覧。他にも同意書や公式の使用届出書など。

自治体などへの申請には、これまで培ったビジネススキル(?)で、自作の資料を作りました。
言ってしまえば、どこの誰かもわからない人間がドローンを飛ばすことなんて、お役所などにはリスクでしかないわけです。まだまだグレーゾーンが多いドローンのこと。できれば関わりたくないのが本音です。(私も公務員だったのでわかります)
決して文句などではなく、当たり前のことです。

どこの誰かもわからない人のドローン飛行の許可を認めて事故でもあった場合大変なことになります。
いかに相手にメリットを与え、デメリットを減らすかが交渉の重要事項です。
なので、「どうしたら信用してもらえるか」という、「この人じゃ大丈夫」と思わせる資料が必要となります。
想像力を働かせて資料を作りました。かつ相手に「これはどうなの?」と聞かせることもない相手の立場に立った資料作り。

このあたりはこれまでのスキルを活かすことができたので、こうしたスキルが無かったら、何度も門前払いになっていたかもしれませんw
(もちろんIDAさんのグローバルクラブで勉強したことが一番大きいですが)

自身のブランディング作業

基本的に私は“タレント”ではなく、“演出家”の立ち位置なので、自分をブランディングするのはとても苦手なのですが。
こうした交渉事では、いかに「お、こいつデキる男じゃん」と思ってもらわないといけません。

  • 申請内容
  • 飛行場所・エリア
  • 国土交通省の包括申請許可・承認書
  • 各種法令、決まりごとの遵守事項
  • 自己紹介(操縦スキルや資格)
  • 保険の証明書
  • 緊急連絡先(飛行エリアの官公署、家族)
  • 同意書
  • 河川一時使用届出書

とはいえ、今回操縦訓練場所として河川で飛行申請したときはそれはもう大変でした。(年間の使用許可)
笛吹市役所→河川国道事務所→山梨市役所→笛吹市役所→河川国道事務所。
詳細に話すとそれはもう壮大な愚痴長い話に…。

資料のせいか、みなさん前向きに対応していただき大変感謝しております。
ただ、責任の所在を明確にされない(というか、法整備が追いついていないので当たり前)ので、あちこちに連絡を取って同意を得る必要があります。
「○○さんが良ければうちはいいんですけどね」という感じなので、きちんと「飛んでいいよ」と許可をもらえるのは本当に大変です。
河川事務所はじめ、各市役所の方々には親切に対応いただきました。本当にありがとうございました😊

先日寺院さんの上空を飛ばせてもらったときの市役所側の回答は「土地の所有者に許可をもらっていれば大丈夫です」と、非常にスムーズでしたが。
公有地の場合は大変です。。。

仕事は創り出すもの。

本業で必要ない(いまは)こうしたドローンを一生懸命頑張るのは、「仕事は創り出すもの」だと思うからです。
個人も会社も受け身ではなく、世の中を良くするため(お金を生み出すため)に自分はどうするか、したいか、なんだと思っています。
私は頭が悪いですが、私のスキルにドローンは絶対に必要だと思っているし、このスキルで、より幅が広がり貢献できる仕事を創り出せると信じているからこそ頑張っています。

リモートになると「仕事は与えられるものだ」と思っている人と「仕事は自分で創り出すものだ」と思っている人で仕事に差がでるよね。働き方において大事なのは「給料をもらう」という姿勢より「お金を稼ぐ」という視点だから環境を理由に行動量を減らすよりも高い成果に拘って出来ることをすべきよね。

moto

現在の飛行時間は30時間。
国際ドローン協会(IDA)では少なくても100時間は越えないとプロではないとメルマガでも言っていますので、操縦訓練もしっかり積み上げていきます。(#許可申請のスキルもね)
経験ある方はわかると思いますが、ドローンの飛行って30分も飛ばせばグッタリするほど疲れます。この100時間って相当ですw

ようやくこれでドローンで撮影した画像も今後アップすることができます。
ちょこちょこ良いのが撮れたらアップする予定です。
少しだけ楽しみにしていてくださいw

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shinobuOsawa

写真、動画、空撮からウェブや紙のデザインまで幅広く手掛けるクリエイターっぽい人。
筋トレと子どもをこよなく愛する、クスッと笑えるプチ不幸体質の持ち主。
筋トレ好きの内蔵貧弱系。親しくなるとオネエ言葉になります。
写真を画像ではなく、用紙にこだわり、オリジナルプリントとして手元に残り続けることができる作品を生み出すことが目標です。

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