屋久島奥岳をテーマにした写真展「OKUDAKE」DM

写真展開催!屋久島の奥岳信仰と自然への想い

写真展「OKUDAKE -The Mountain Where Kami Dwells」がいよいよ明日、開催されます!

いよいよです。
ようやく写真展にお迎えできるようになります。
本当に展示ちゃんとできるか、不安です。(明日オープンギリギリにメインを展示…汗)

もう10年以上前に茂手木秀行さんのプリントのためのセミナーに通い、ご本人の展示写真も写真展があるたびに拝見し、そのクオリティに震えました。写真そのものの力と、それを増幅させるプリント技術…。

まぁ質感が加わるのだから、余計にクオリティは高くなりますよね。

その後吉田繁さんが中心となって結成(?)された、海外での写真展・プリント販売を目的としたSAMURAI FOTOに入会し、プリント技術を学び。

時間と場所、お金の関係から、そこからプリントを学ぶ機会から遠ざかりましたが、常に情報は追っていました。

とはいえ、自分がプリントをして人にお見せする機会など訪れません。プリンターやそれにかかるインク代、ファインアート紙と呼ばれる高級紙のお高さ…。なかなか大きいサイズをプリントする機会にも恵まれません。仕事でロケーションフォトの私独自のサービスとして、小さいA4サイズでも和紙などにプリントして、お渡しするくらいでした。

今回の写真展では、お金が無いので、最大でもA3ノビの大きさです。(額装なんてとてもとてもw)A3ノビプリントも大きいようで、展示するとかなり小さいです。展示する最小サイズといっていいくらい、展示してみると小さく見えます。それでもそのサイズの写真を現像データから思い通りにプリントするのは、かなり大変な作業です。

私は写真家なんて名乗る気は無いし、自分がPhotographerとも思いません。

ただ自分が好きな写真家さんや技法や考え方を参考にして、自分の表現を追いかけてきたものです。

そんな私が写真展をする意味。

写真は自分が生きてきた記録です。
しょうもない人生ですが、自分が歩いてきた、見てきた記録・想いを写真という媒体で表現しています。

今回の写真展は、屋久島の奥岳信仰を私がテーマとして持っている「日本人としてのアイデンティティを可視化」して表現したものです。

そして、この年になるまで知らなかった屋久島の原生林がつい最近まで過度の伐採により絶滅の危機にあったこと。(1960年代がピーク)

こんなに美しい森が、山が消滅する危機があったなんて衝撃でした。

屋久島の自然の美しさの裏にある、先人たちの自然を尊ぶ思い、そしてつい数十年前に絶滅の危機にあった屋久島の森を守った先人の思いに感謝しながら作品をつくりあげました。

もちろんスキル不足は否めませんが、「見た人に何かを伝える写真」であって欲しいです。

一枚一枚、丁寧にプリントしました。

もしお近くにお住まいで写真を見られる方がいらっしゃいましたら、そうした制作の裏側も知っていただけると幸いです。

お金が無い無い言って言い訳していますが、予算、技術含め、いまの自分ができることをやりきっています。むしろ展示のためにかかった経費の来月の支払いがやばい…。
自分でデザインできるから良かったけど、これを外部とかに頼むとなったらなおさらやばいですね(笑)

写真展見に来ていただけると幸いです。
(もし来られる方がいらっしゃったらお気軽にご連絡ください。直接お礼をお伝えしたいので、その時間は必ず在廊いたします。)

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shinobuOsawa

写真、動画、空撮からウェブや紙のデザインまで幅広く手掛けるクリエイターっぽい人。
筋トレと子どもをこよなく愛する、クスッと笑えるプチ不幸体質の持ち主。
筋トレ好きの内蔵貧弱系。親しくなるとオネエ言葉になります。
写真を画像ではなく、用紙にこだわり、オリジナルプリントとして手元に残り続けることができる作品を生み出すことが目標です。

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