フレスコジクレーでプリントしてみて

フレスコジクレーでプリント!
Paper is Fresco Giclee

モニターの作品をどれにしようか悩みっぱなしで、遂に提出期限間近に。

という訳で結局わが子のポートレートを。
というのも、年配の方も大勢いらしたので、作例に風景写真が多くなるかな?と勝手に想像して、娘のポートレートにしました。決して親バカだからということでは…。
ないと思います。きっと(汗)

Contents

フレスコジクレー Type S

使用した用紙は、フレスコジクレー Type S。

肉眼では殆ど見えないレベルのテクスチャーを持ち、スムースな画像が得られます。人肌の肌理(きめ)に近いテクスチャーを持つことから、ポートレートなど、繊細な質感表現に最適です。
“S”は、smoothの意味です。印刷後は、硬化が進んでType Rと同等の耐光性(耐紫外線)を発揮します。

引用元:»フレスコジクレー製品情報

とのことですので、せっかくのモデル。肌の美しさならかなうものなし!
フレッシュな肌を持つ娘に登場願いました。

フレスコジクレーでプリント 2
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光をデュフューズ(拡散)して撮影。明るいところから暗いところへのグラデーションがキレイになりました。これをフレスコジクレーがどう再現してくれるのか。

フレスコジクレーでプリント 3
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エプソンの PX-5600 にてプリント。
おお。A3ノビは迫力がある。

フレスコジクレーでプリント 4
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どちらを提出するかで迷ったのが Type R でのモノクロ写真。これはこれでとてもいい味を出してくれました。ザラッとしたような紙面のテクスチャーが、写真の雰囲気を高めてくれます。

フレスコジクレー Type R

モノクロ写真のプリントに使用した用紙は、フレスコジクレー Type R。

肉眼で微かに見えるレベルのテクスチャーを持つことから、印刷された画像には、自然な奥行き感が得られ、風景画像などに最適です。
“R”は、roughの意味です。
印刷後、数ヶ月~1年かけてゆっくりと漆喰の硬化が進みます。
翌日には通常のハンドリングが可能です。

引用元:»フレスコジクレー製品情報

荒々しい砂丘の様子が表現できたと思います。

A4サイズもプリントしてみて

フレスコジクレーでプリント 5
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となると A4 サイズも見たくなったので、トライアルパッケージを購入して A4 も試してみました。

フレスコジクレーでプリント 6
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うん、素晴らしい。
A4 といえどこの立体感。目の前の榊(さかき) が、浮きだして見えるよう。(Type R)
A3以上のサイズが、この用紙の品質を最大限出すのにベストだと思いますが、A4も素晴らしい。

フレスコジクレーでプリント 7
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フレスコジクレーType S。
拡大画像で表面のテクスチャーがわかるでしょうか?

フレスコジクレーでプリント 8
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フレスコジクレーType R。
拡大画像で表面のテクスチャーがわかるでしょうか?

高くても購入する価値アリ!

写真なのに、絵画を見ているような。そんな錯覚を覚えます。もちろん、写真の作風によってどんな用紙を選ぶかは大事ですし、全部が全部フレスコジクレーにすればいいものではありません。
それを踏まえた上で、作風とフレスコジクレーがマッチすれば、「プリント」というものが見直されるほど潜在的な力がある用紙だと思います。お値段は高いですが、それだけの価値がある用紙です。そして日本発の技術!
値段が高いとはいえ、こうして購入できるまでにいろいろな試行錯誤と苦労を経て商品化されているものでしょう。それを考えると決して一括りに「高い」とも言えないと思います。

決してモニターになったからと、お世辞を言っているわけではないのですが…。

みんながもっと使うようになれば、安くなるのかな?
でも、差別化できなくなるとそれはそれで…(^^ゞ

悩ましい用紙です。

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一本気・ネガティブ・公平
(本名:大沢忍)手を出しすぎて自分でも何者なのかよくわからないクリエーターぽい人。 Drone Movie Contest 2024グランプリ、東京カメラ部 動画クリエイター2023 10選。一等無人航空機操縦士。筋トレと子どもをこよなく愛する内臓貧弱系。クスッと笑える不幸体質の持ち主。日本人のアイデンティティをテーマに、画像よりも手元に残る作品作りを目指す。 YouTubeの登録数は驚異の20人超え。(甲州よっちゃばれ倶楽部調べ)

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shinobuOsawa

写真、動画、空撮からウェブや紙のデザインまで幅広く手掛けるクリエイターっぽい人。
筋トレと子どもをこよなく愛する、クスッと笑えるプチ不幸体質の持ち主。
筋トレ好きの内蔵貧弱系。親しくなるとオネエ言葉になります。
写真を画像ではなく、用紙にこだわり、オリジナルプリントとして手元に残り続けることができる作品を生み出すことが目標です。

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