高千穂峰

天孫降臨ゆかりの地で神話にちなんだ映像制作

FUJIFILM GFX50SⅡ + FUJINON GF250mmF4 R LM OIS WR

ここで公開するべき内容を最初に投稿するのが、本来はベストなのに、逆に一番遅れてしまいました…。

昨年の5月に訪れた宮崎県の高千穂峰と鹿児島県の韓国岳での映像作品です。私は「日本人のアイデンティティを可視化」する作品作りに取り組んでいるので、このような作品が私にとって原点です。

高千穂峰は、宮崎県の高千穂峡と同じ「天孫降臨の地」として知られています。高千穂峡にはまだ足を運んでいませんが、この作品制作の旅で、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が見たであろう景色を再現することができました。同時に、日本にはまだまだ驚くべき景色が広がっていることを実感しました。

あまの八千矛
FUJIFILM GFX50SⅡ + FUJINON GF250mmF4 R LM OIS WR

この映像制作は、もともと屋久島の映像作品制作の予備日として計画されていました。屋久島でのドローン撮影も無事に終えたので、屋久島には行かずに高千穂峰に挑戦することにしました。

これもドローン撮影の許可申請など大変でした。
旅のときは、麓の駐車場でガタガタと震えながらレンタカーでの車中泊。(寒すぎて眠れず)真っ暗闇の山の中をドローンとGRとFUJIFILM GFX50SⅡ と FUJINON GF250mmF4 R LM OIS WR(GOOPASSさんでレンタル)、FUJINON GF20-35mmF4 R WR、そして三脚。重すぎだわ。
夜中の登山中、噴煙の音が凄まじくて「え?噴火するんじゃない?」と、本当に恐怖でした…。

本当に、たくさん、たくさん、苦労して制作した作品です。一度見ていただけると嬉しいです。

ナレーションあり

ナレーションあり(VO:青都みなも)

ナレーションの方は、絵と神話の話が入ってくるので、作品の意図などが見ててわかりやすいかなと。逆に下のナレーションなしのほうは、単純に絵に集中ができます。

お好み、というかどちらも見てほしいです(笑)

ナレーションなし(英語字幕)

ナレーションなし(英字幕)

■ステートメント
『天つ神が見た景色』は、古代日本人が神話を通じて表現した自然への畏れと感謝の精神を、現代に繋げる試みです。 映像は、日本神話『天孫降臨』の舞台となった天と地が交わる場所、高千穂峰の壮大な風景をドローンによる映像を通じて、神話と現実が織りなす繊細な時間を描き出しました。 かつて天つ神、瓊瓊杵命(ニニギノミコト)が降り立ったとされるこの地は、神々と人間とのつながり、そして大自然と一体となった生き方を私たちに示しています。

自然の美しさと恵みは、私たちの祖先が神々とみなし、畏れ、感謝してきたものであり、その情熱と敬意は、天照大御神をはじめ、多くの神話や伝説に表れています。 それは、日本の豊かな山々、海、そして力強く息づく森を通じて私たちに語りかけ、自然との共存の知恵と共に、民族のアイデンティティを形作っています。

この作品は、神話が伝えるメッセージと、現在も私たちを取り巻く自然の美しさと力強さを融合させ、一つの映像作品として表現しました。古代の先祖たちが大自然の中で学んだ敬意と感謝の精神を、これからの私たちがどのように受け継ぎ、理解し、活かしていくのかを問うものでありたいと思い制作しました。

・作品最後のコピー *Embrace Ancestral Wisdom, Honor Japan’s Beauty* 「先祖の叡智を受け入れ、日本の美しさを讃える」
このフレーズは、神話から得た知恵と、国土日本の美しさへの敬意を表現しています。

YouTube概要欄より
高千穂峰 山頂
FUJIFILM GFX50SⅡ + FUJINON GF20-35mmF4 R WR

※当サイトではAmazonなどの購入リンクは広告リンクを使用しています。

shinobuOsawa

写真、動画、空撮からウェブや紙のデザインまで幅広く手掛けるクリエイターっぽい人。
筋トレと子どもをこよなく愛する、クスッと笑えるプチ不幸体質の持ち主。
筋トレ好きの内蔵貧弱系。親しくなるとオネエ言葉になります。
写真を画像ではなく、用紙にこだわり、オリジナルプリントとして手元に残り続けることができる作品を生み出すことが目標です。

Hektor 5cmで撮影したスナップ

< 前の記事Leitz Hektor 5cm 1:2.5 でぶらりと散歩

> 次の記事写真を展示します。