個人的なこと
2025.01.08
Hasselblad XCD 75mmと青木ヶ原樹海
青木ヶ原樹海で写真を撮ってきました。
相棒はHasselbladのXCD 75mm。画角が58mm相当ということで、見た目と同じ感覚で撮れるのですごく自然に撮影できます。
陽の光が差し込む感じを撮りたかったのですが、夜の森は長い。この季節だと10時くらいじゃないと明るくならないかもですね。日の出の時間帯に行きましたが、全体的に暗い写真ばかりになりました。
苔や木々のディテールがくっきり浮き上がり、樹海の静かな中にある生命の息吹が写真から伝わる感じがしました。こういうのって、撮影しているときにハッとする瞬間があって、「この場に立ってる自分が写真の一部になった気分」になる感覚。ちょっと大げさかもしれないですけど。
樹海の中で考えた、繋げること
樹海は単なる森じゃありません。
苔が古い木を覆い、新しい命を育てている姿を見ると、「命は、こうやって次につながっていくんだな」と、なんとも言えない感覚になります。
普段、日常に追われていると忘れがちですが、私たちも、何かを引き継ぎ、誰かに残していく存在なんだと思います。
静寂と向き合う時間
樹海はとても静かです。
でも、その静けさが心地よい。自分の中にある雑音がスーッと消えて撮影に集中できます。
いつもは気にしないようなことを考えたり、逆に余計なことを考えなくなったりします。
この静寂の中で写真を撮っていると、カメラを持っている手が自然と止まって、「ただ、この場にいよう」って思う瞬間があります。それはとても贅沢な時間ではないでしょうか。
手袋を忘れてしまい、三脚に手から体温が奪われました。冬は手袋必須です…。
私はMAMMUT製品を愛用しているので下のグローブと、むかーし買ったどこのメーカーかもわからない指先が開く手袋を持っています。MAMMUTはさすがの品質なのですが、オープンフィンガーとしても使える2WAY仕様のため、指先に少し冷気が入る。極寒でもない限り大丈夫ですけど。
日々の中で感じたことを写真に
Hasselblad XCD 75mmで切り取った樹海は、私にとって単なる風景ではなく、自分の思いや感じたことを記録する一枚になりました。
もし、興味があれば、青木ヶ原樹海を訪れてみてください。カメラを持っていなくても、何か感じることがあると思います。でもこれは樹海に限った話ではないかもしれません。
その感覚が、これからの日々を少しだけ変えてくれるかもしれません。
XCD 75mmにはTiffen 72MM HDTV FX 1/4 をつけています。公式から直接買いましたが、本体より送料のほうが少し高めになるという…。3万円以上しました。肝心のフィルター効果ですが、場合によってはいいけど、どうなんでしょう。まだまだ試行錯誤中です。
Amazonのリンクをつけておいてなんですが、AmazonからTiffen製品を買うには要注意です。販売業者を必ず調べてください。海外輸入の会社がAmazonに出品していましたが、結局届きませんでした。返金手続きとか、連絡とか、お金は戻ってきてもコストかかります。Amazonが販売、配送なら大丈夫とは思いますが。
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shinobuOsawa
写真、動画、空撮からウェブや紙のデザインまで幅広く手掛けるクリエイターっぽい人。
筋トレと子どもをこよなく愛する、クスッと笑えるプチ不幸体質の持ち主。
筋トレ好きの内蔵貧弱系。親しくなるとオネエ言葉になります。
写真を画像ではなく、用紙にこだわり、オリジナルプリントとして手元に残り続けることができる作品を生み出すことが目標です。