個人的なこと
2025.04.08
Hasselbladの一億画素が描く光と影

名もなき木と一億画素
雨の中で撮影した今回の写真は、全体的にローキーな仕上がり。暗めのモニターだと、何を撮ったのかわからないくらい暗いかもしれません。決していまの精神状態を表しているわけではありません(笑)。
ただ、その明暗をしっかり描き分けるところにHasselbladの良さを感じます。(あくまで個人的な感想ですが)
上の写真はブログの アイキャッチ画像 の元画像です。100%等倍にすると、そのままメインビジュアルとして使えるほどの高解像度クオリティです。一億画素の衝撃…。

カメラ新製品ラッシュの中で
最近、カメラ業界は新製品ラッシュ。LUMIX(S1R II)、Nikon(Z50II)、SIGMA(SIGMA BF)、FUJIFILM(GFX100RF)など魅力的なモデルが次々と発表されています。
LUMIX S1R II は注目度が高いですね。過去にDMC-GM1K(生産終了)を所有していたこともあり、すごくよいカメラでした。LUMIXは機能面で優れているのに、なぜかマニアックなイメージが抜けないのが不思議です。
ただ、Lマウントへの移行は大きな決断になります。簡単には踏み切れません(笑)。


Nikon Z50II はさすがの完成度。Z6IIIが霞むほどの充実ぶりで、コストパフォーマンスを考えるとこちらも魅力的。Z6IIIを買ったばかりの身としては、ちょっと悶々としてしまいますよね(笑)。


SIGMA BF は相変わらずSIGMAらしい尖った選択肢。好きな人には刺さるし、刺さらない人には全く響かないと思います。私は後者でしたが、攻める姿勢は応援したいです。SIGMA fp を所有していましたがあれは良いカメラでした。お金持ちだったら買い戻したい。当時所有していた Leica Summilux M 50mm F1.4 ASPH. とのコンビは忘れがたい。
そして最後に FUJIFILM GFX100RF。デザインは正直そこまで好みではないですが、作例を見ると圧倒されます。かつてGFXを所有していた身としては、やはり気になってしまいます。
photo yodobashi さんの作例がまたいいですよね。
高解像度が捉えるディテール


📷 Hasselblad 907X & CFV 100C のこだわり
撮影のしやすさや機能性を求めるなら Hasselblad X2D のほうが優れていると思います。実際、操作性や機能面ではX2Dの方がカメラの形状や仕様(特に5軸ボディ内手ブレ補正)など見ると便利だなと思います。
ただ、私が求めているのは 「使い勝手」ではなく、カメラとの向き合い方そのもの です。だからこそ、Hasselblad 907X & CFV 100C を愛用しています。
このカメラは、いわゆる「ツール」ではなく 「写真機」 として手元に置いておきたい存在です。操作に一手間かかることすら、むしろ撮影行為を特別なものに変えてくれるものだと感じます。
言葉でうまく表現しきれない感覚ですが、このカメラには 「写真を撮る」という行為そのものを大切にする楽しさ があります。

Hasselblad 907X & CFV 100C の一億画素による描写力は圧倒的です。
以前ならPCの処理能力が追いつかず、せっかくの高解像度も持て余していました。しかし、今は優秀なMacのおかげでストレスなく編集できるようになりました。(初代GFX50Sを手放したのも、この処理の重さ(当時のPCスペック)が原因でした…)
この解像度が次にどんなシーンを捉えるのか、とても楽しみです。今回の写真に使用したレンズはすべてLEICA APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH. です。
そしてこの一億画素というキーワードが、近い内にある衝撃を生むかもしれませんね…。おっと、誰か来たようだ…。
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shinobuOsawa
写真、動画、空撮からウェブや紙のデザインまで幅広く手掛けるクリエイターっぽい人。
筋トレと子どもをこよなく愛する、クスッと笑えるプチ不幸体質の持ち主。
筋トレ好きの内蔵貧弱系。親しくなるとオネエ言葉になります。
写真を画像ではなく、用紙にこだわり、オリジナルプリントとして手元に残り続けることができる作品を生み出すことが目標です。