尊く、厳かに美しいもの。

Nikon , 35mm

祖母が他界しました。

父方の祖父、祖母、妻の祖母。そして叔母。今回の母方の祖母。
毎年喪が明けることがありません。

悲しいですが、お別れは必ず来ます。

死者にたいする最高の手向けは、悲しみではなく感謝だ。

とは、アメリカの劇作家レーントン・ワイルダーの言葉です。

近親者の死は、残されたものに様々なことを教えてくれます。

人生は何が起きるかわかりません。
僕は常に妻に、
「もし俺が死ぬようなことがあったら、家族である自分の両親2人と妻の家族(両親、姉)3人のみに伝えて、葬式もしない。戒名もいらない。お墓もいらない。火葬場で焼いたら、骨は迷惑のかからない場所に散骨してほしい。」
と伝えてあります。

「棺ももったいないから、ゴミ袋でもなんでも入れて火葬場だけに持って行ってほしい。」
と伝えたら「そんなことできるわけない」と、二人で半笑いしながら話しましたが ( ̄▽ ̄;)

時間があったら、遺書に関する本とか読んでちゃんと残しておこうとは思っています。
妻に話しておくだけでは、絶対にこの遺言(?)は実施されないので。

「え、あの人亡くなっていたの?」
くらいでいいと思っています。(あくまで自分のお話)

祖母のお葬式には、僕が撮った写真を使ってくれます。
こんな時、まがりなりにも良いカメラで大切な人の記録を残しておけることを嬉しく思います。
写真は、カメラが捉えるものではなく、僕の心が捉えるものです。
心の中には、笑っている祖母の姿がずっと残っています。

これからも大切な人を写真に残していきたいと思います。

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shinobuOsawa

写真、動画、空撮からウェブや紙のデザインまで幅広く手掛けるクリエイターっぽい人。
筋トレと子どもをこよなく愛する、クスッと笑えるプチ不幸体質の持ち主。
筋トレ好きの内蔵貧弱系。親しくなるとオネエ言葉になります。
写真を画像ではなく、用紙にこだわり、オリジナルプリントとして手元に残り続けることができる作品を生み出すことが目標です。

ゲンジボタル

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