メメント・モリ

Leica M9-P + Summilux 50mm/f1.4 ASPH.
近い人の死に思う。

メメント・モリ(羅: memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句。「 死を記憶せよ」などと訳され、芸術作品のモチーフとして広く使われる。

Wikipedia

写真は3年前に訪れた青森県の海にて。
青森県は昔から京都に次いでなぜか憧れていた場所。
恐山といった霊場に強く惹かれていたからか、青森は私にとって生き死にを考える不思議な場所でもあります。
恐山の写真は、いまだにまとめてなくて公開すらできていませんが…汗

日本人は死生観を大切に考えてきた民族だと思います。
葉隠の一節にある有名な言葉「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」。
この部分だけ切り取られて、死を美化するものと解釈されがちですが、この言葉の持つ本来の意味は、自分の死を意識し、自分の死を真正面から受け止めて、残された人生を精一杯大切に生きることを説いたものではないでしょうか。

こんな記事がありました。

我々はこの世に生をうけたときから、死に向かって進んでいる。

そして、人生後半になれば死はだんだんと身近なものとなる。

「年を取るということは、あの世(神様)と近くなるということ。だから、神社やお寺のお役を受けるんだよ」と言った人がいた。

大方の日本人は、若い頃はあまり神社やお寺のことには興味がない。

しかし、年配になってきたら話は別だ。

誰でも、病気になったら病気のことを身近に受けとめ、人一倍知ろうとし勉強する。

同様に、あの世に近づいたら、神社やお寺や神様を身近に受けとめ、知ろうと努め、勉強する必要がある。

昔から、神社やお寺には興味を持っていましたが、写真にこれらを求めてしまうのは人生後半になったからでしょうか。
死の先になにがあるのか。
目に見えないものの価値を大切にしていきたいです。

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shinobuOsawa

写真、動画、空撮からウェブや紙のデザインまで幅広く手掛けるクリエイターっぽい人。
筋トレと子どもをこよなく愛する、クスッと笑えるプチ不幸体質の持ち主。
筋トレ好きの内蔵貧弱系。親しくなるとオネエ言葉になります。
写真を画像ではなく、用紙にこだわり、オリジナルプリントとして手元に残り続けることができる作品を生み出すことが目標です。

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