アワガミインクジェットペーパーの検証結果

アワガミの出力検証

Canon + EF40mm



PHOTONEXT_2013で、アワガミファクトリーさんのブースでいただいた無料サンプル(ハガキサイズ)で出力実験してみました。



自分の作品の最終形態であるプリントにはこだわりたいものです。そのため、用紙の選択が非常に重要になってきます。今のところ、ハーネミューレ、アワガミ、フレスコジクレーの3種が自分では気に入っています。というか、A3以上の出力はフレスコジクレーしかまだ無いですけど…。
その次は、エプソン純正のウルトラスムースファインアートペーパー、ベルベットファインアートペーパーですね。あ、ピクトラン局紙も捨てがたいw

アワガミとは

国際的な写真家、Gregory Colbert(グレゴリー・コルベール)氏の作品展に使用されたことから、その知名度を上げたと言われています。一般的なインクジェット用紙にはない、独特の風合い。「びざん」は職人が一枚一枚、手漉きで作られているそう。日本人なら使ってみたい用紙です。

&#187 アワガミファクトリー

検証機材

EIZO CG246(キャリブレーションは内蔵、「印刷用:5000K」)
Photoshop CC
EPSON PX-5600
色空間:sRGB(Adobe RGBでないのは理由があります)

アワガミの出力検証_02

←左側がプリンターによるカラー管理。右側→がICCプロファイルでの出力



ICCプロファイルでの出力結果

アワガミファクトリーさんのサイトからダウンロードできます。

アワガミ ICCプリンタプロファイル

結論として、彩度が高めでマゼンタが強く出ます。色の度合いについては個人の好みがあるので、良い悪いはありません。ただ、自分好みではありません。i1など使用してしっかりとキャリブレーションすればまた結果は違うのでしょうけど。さずがにそんな高価なものは買えません…。

自分好み(モニターで調整した色)にするには、Photoshopで彩度を-20〜30、マゼンタを減らすためにイエロー系を足します。

プリンターによるカラー管理

これはEPSONの色づくりにまかせるもの。
これはICCプロファイルに比べて、彩度が低く出ました。モニターに近づけるには、彩度を+20くらい足すと、ちょうどいい感じでした。肌の色もこっちが好き。

アワガミの良いところ

なんといっても、柔らかい風合いと用紙の優しい白色。この用紙でしか出せない世界観は魅力です。写真家の吉田繁さんの著書にもあるように、ローキーよりハイキーの作風に合っていると思います。
一口に「アワガミ」といっても、その種類は豊富です。

いただいた無料サンプルの結果、やはり厚みがあって、あまり黄色味が強くない用紙が良かったです。具体的には、

  • 竹和紙 250g (滑らかでポートレート向きと感じました)
  • プレミオ忌部 (滑らかでポートレート向きと感じました)
  • プレミオ楮 (表面のテクスチャが風景向きかも)
  • びざん 中厚口 (表面のテクスチャが風景向きかも)

が好きです。()はあくまで個人的意見。

A2サイズ位で、「びざん」で出力してみたい。そういえば去年末のエプソンのセミナーで、茂手木さんも「和紙はA1サイズ位に出力して真価を発揮する用紙」とも言っていました。


アワガミの悪いところ

まだ、最大A4サイズでしか試していませんが、紙粉(?)のせいか、プリンターの紙を引き込むローラー(?)がツルツルになってしまい、用紙を給紙するのに、非常に手間がかかりました。
普段は滅多に使わないエプソンのクリーニングの用紙を、アワガミ出力のために何枚も使いました。(普段使わないぶん、貯まってて良かった)

大きいサイズもそうなのかな?
これは結構大変でした…。

用紙によって、補正しなければならないのは大変ですけど、意図した色でプリントできるとすごく嬉しくなります。フレスコジクレーや和紙などのマット系の用紙は、スキルがないと難しいですが、やり甲斐のある用紙です。
お金がないから、用紙自体なかなか買えませんが…。
もっとプリントスキルを上げていきたいです。

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グラフィックデザイン、ウェブデザインも手掛ける写真家修行中の人(♂)。
クスッと笑える不幸体質の持ち主。
日本人のアイデンティティを可視化できるような作品づくり(写真)を目標に取り組んでいます。